　
　焚火庵は15年前に建てた母屋と1998年に着工し2001年に完成した

Eco-Cabin,1999年に着工し2000年に完成した囲炉裏コーナーのドームとから

なるアウトどー･ライフの拠点です。

　
　1978年初めてアメリカに出張した折、ロスの本屋で購入した一冊の本の中

にA4で10ページの[The Eco-Cabin]なる記事を見つけた。　少ない材料で非

常に丈夫な小屋をと言うことで、Eco-Cabinと名づけられたようだ。

　垂直な柱が一本も無く、立体的にも対称性が高くスケッチを眺めているだけ

で楽しくなる小屋で、何時か機会があれば建ててやろうと思っていたが、中々

チャンスが無くその内、この本も本棚の隅で埃にまみれていた。

　ちょうど20年後の1998年にそのチャンスが到来した。　1月15日の成人の日

にはこちらでも大雪、冨士山北麓標高1100mの焚火庵も積雪150cmで、簡単な

工作小屋や囲炉裏コーナーは倒壊との連絡が入るも春まで近づけなかった。

　4月11日雪の残る焚火庵に到着、無残な工作小屋と囲炉裏コーナーを目の当

たりにして基礎から本格的に建て直す決心をした。